2021/05/28 08:00

こんにちは。
SolJewl(ソルジュール)です。





蜂蜜ラバーの方や蜂蜜療法を実施されている方はご存知の通り、
『はちみつ』と一言で言っても、その「色」「香り」「味」「テクスチャー」は本当にさまざま。


でも、意外と知られていないんだなと思うのが、
同じところで同じ時期に同じ養蜂家さんが摂った同じ花の蜂蜜でも、実はその時によって色や味、テクスチャーなど変わることがあります。


お客様から「去年買ったのと違う」とお問い合わせをいただくことが度々あるので、
今日は、それについてのお話を♪


日本でも毎年 四季はあるものの、
長雨の年もあれば、あっさり梅雨が明けてしまう年もあったり、
猛暑の年もあれば、涼しいまま夏が終わってしまう年もあり、
毎年同じ時期でも様々ですよね。

それにより、農作物も、種類によっては不作の年もあったり、豊作の年もあったり
これは人間のコントロールできるところではありません。 (一応その定義でw)


蜂蜜の摂れる花や樹の状態だって同じことです。
気象、環境などによっていっぱい元気に咲くときもあれば、そうでない時もある。



その花の咲き方に合わせて毎日巣箱の位置を変えている養蜂家さんもいます。

毎日蜂は巣箱から、半径約3キロの距離に飛んで行って、花の蜜を集めてくるわけですが、
毎日巣箱の位置が違えば、決められた花の蜜だけを摂ってくるわけではなく
例えモノフローラルと言われる単花蜜でも、いろんな花の蜜が混ざてくるわけで、
その時によって味が違うのは当たり前と言えば当たり前なんですよね。



巣箱の位置を変えなかったとしても、風向きが変わればそこに飛んでくるものも変わる。


そして、たまたま瓶詰めしたときに花粉の入りが多かったりすると、
蜂蜜が固まりやすかったりとテクスチャーも変わる。


ジャラやレザーウッドのように二年に一度しか花が咲かないものは、
その年に多く花が咲くエリアに(前の年とは場所が違う)巣箱を設置するので
当然毎年条件が変わります。


季節や天気(日照)だけでは計り知れない本当に色んな条件がそろって
たまたま生まれた自然の恵みなんですよね。
だからこそ、その時であった蜂蜜の味や香りは一期一会。
その時の出会いをそういう背景も含めて楽しんでいただけたらな♡ と思っております☆彡



その他にももちろん、
輸送中の条件、保管時の条件、など
お客様の手に届くまでに様々な条件が加わって
その時であったその状態でお手元に届いています。


そういうことが分かると、
いつもいつも同じ条件で店頭に並んでいる蜂蜜って何???と不思議に思いますよね。


前にもお話させていただいた通り、
残念ながら蜂蜜は世界の偽装食品の3本の指に入る食品の一つですから余計に恐ろしく感じるのは私だけでしょうか…



花は毎年必ず咲くかどうかも分からないですし、
だから蜂蜜自体毎年必ず入荷できるわけでもありません。



蜂たちの苦労やシェアしてもらっている自然の恵みをありがたく楽しませていただきたいですね♡



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SolJewl ソルジュール